山暮らしのイベントごと、と言えば来客です。

グランピング場の施設づくりやメンテナンスに人手が必要な時、手伝いに来てくれる有志の方々を募集します。

有難いことに、友人や知人、初めましての方など様々な方が来てくれます。中には泊りで来てくれる人も。

そんな時、私の仕事はみんなのごはんを作ること。その時に来る人数や、状況に合わせて朝、昼、夜ごはん、おやつなどの準備をします。

いつもより少し、おもてなしに気合が入るとき。

働くみんなの気持ちが楽しくなるように。ごはんで元気が出るように。楽しい食卓をイメージしながら、献立を考えていきます。

写真は、昨日のテントの張替え作業で来てくれた方々のために作った、ネクタリンのタルトです。手作りのタルト台に、クリームとネクタリンを乗せて、瑞々しい夏のデザートを。

華やかな見た目に、「芸術だね～！」と言っていただいたり、「さっぱりしていて美味しい！」と言って頂いたり。様々な感想をもらって、とても嬉しい気持ちになりました。

山暮らしを始めると、友人との物理的な距離が離れてしまい、寂しい気持ちになるときもありました。でもだからこそ、こういったイベントごとの時には、友人や知人、初めましての方など、一緒に過ごせる一回一回の時間を、大切にしていこうとより強く思うようになりました。

一期一会。

きっと、同じメンバーがそろって、同じ料理で食卓を囲める時間は、二度と訪れないと思います。みんな、常に状況は変わりゆくものです。

様々なご縁で集まって、会うことが出来たメンバー。そのメンバーで囲う食事の時間が、楽しくて、美味しくて、嬉しい時間となりますように。

そしてこれからも、こうゆう食事の時間を、「もっと作っていきたいな！」と感じました。

山暮らしのイベントごとが教えてくれた、有難い気持ちです。