Lifestyle

山暮らしと火おこし

山暮らしで必要になり、習得した技術といえば火おこし。グランピング場を営んでいることもあり、火おこしが出来るようになるのは必須でした

小さなころから毎年夏になるとキャンプに連れて行ってもらっていたので、なんとなく火のおこし方は知っていました。けれど、記憶を頼りにいざやってみてもあまり良く燃えない、という事もありました。


火を起こす際にはコツがあって、空気の通り道を作ってあげる事と、小さな火を徐々に大きくしていく事が大切です。あとは、焦らずにゆっくり見守る姿勢。今ではこれが結構大切だなと感じます。


以前東京に暮らして忙しく働いていた時は、ご飯を食べる時間さえも惜しんでしまい….デスクでパンをほお張ったり、ひどい時にはゼリー状のドリンクを歩きながら飲んで空腹を満たす。という事をしていた頃もありました。火を起こしてから調理するなんてやっていたら、その時の自分に「何やってるの!遅い!」と𠮟られそうだなと思います。


昔はガスや電気で調理をすることはなかったですから、朝から火をおこしてお料理を作っていたのですよね。毎日やっていたと考えると、すごいなぁと思います。


我が家は火を起こす際には、杉林から乾いている杉の葉を拾ってきて、着火剤にします。杉の葉っぱは、一度着火するとすごい勢いで火が回り、燃え始めます。その後、杉の枝、その次に太い枝、さらに太い枝、薪という感じで火を着けていきます。着けるというか、移していく。みたいなイメージですね。

左から、順番に窯の中へ入れていきます。

自然のエネルギーを使っておこした火はまろやかで、温かい気がしています。そして、お料理などは、芯までじっくり火が入るので食材のうまみがぎゅっと凝縮するような感じがします。


さらに我が家のお風呂は薪風呂なので、薪で温めたお風呂は冷めにくい上に、体が芯まで温まります。夏は、お風呂上りが暑すぎてドライヤーの冷たい風を体に当てたりしています。


こうして火と向き合っていると、自然のエネルギーを使わせてもらえるありがたみと、豊かさを感じます。先ほども書きましたが、自然のエネルギーを使った火は、なんだか尖ってなくていいんですよね。