昨年、山暮らしを始めてから迎えた夏。驚いたことと言えば、涼しくて過ごしやすい気温と空気。
都会に住んでいた時は、夏の暑さにはクーラーが必須で、家にいるときは一日中クーラーをつけて過ごしていました。クーラーの冷気との相性は良くなかったようで、体を芯から冷やされるような感覚と、皮膚がツーンと冷たく痛くなる感じがとても苦手で、、、
それでもクーラーを消してしまうと、部屋の温度が上がってしまい、のぼせあがるような感じがするので、つけないわけにはいかず。クーラーに頼る生活を送っていました。
夜中にずっとクーラーをつけるわけにはいかないと、数時間のタイマーにするものの、暑さで目が覚めてしまい寝不足気味になったり。外出するときにはクーラーを消していくのですが、帰宅した時に感じるむわ~っとした気持ちの悪い空気がすごく不快に感じたり。
クーラーの存在はとても有り難かったのですが、その生活を続けていると、汗をかくサイクルがおかしくなるような感じがするのです。
なので、週末の仕事が休みの時に、岩盤ヨガに通って冷えた体を芯から温めてリセット。滝のように流れる汗とともに、1週間にたまった体中の毒素を排出する、唯一の時間としていました。
そんな都会生活に終止符をうったのが昨年。カナダ留学を経て、標高850mの山間部へ移住。
最初に驚いたのは、家の中にクーラーがないということ。
小さなころから山にキャンプをしに行っていたので、夜に涼しくなることはなんとなくわかっていたけれど、いざ生活をするとなると、クーラーがなくて大丈夫なの?という気持ちも。
そんな心配はな~んにもいらなかったようで、夏を迎えても涼しくて過ごしやすい気温と空気の中で過ごすことができました。
昼間、直射日光に当たれば暑いのですが、木陰に入れば緑が太陽を遮ってくれるので涼しくて快適。日中は温度が上がったとしても、夜になれば空気はひんやり。真夏でも肌寒いくらいの日が多かったのです。
山で暮らすとは、こんなにも快適な事なのか。とびっくりしたと同時に、この快適さを知ってしまうともう離れられないかも…と思ったのでした。
朝起きてから、夜寝る時まで、一日中クーラーいらず。天然クーラーのありがたみを感じています。