私は喋ることがあまり得意ではなくて、どちらかというと、ゆっくりと頭の中で考えてから書き出していく方が得意だなと感じます。

以前は、もっと上手く、早く、沢山喋ることができたら、想いは上手く伝わるんだろうな～と思っていたし、話が上手だなと思う人がいるととても憧れていました。今でも憧れる気持ちはあるけれど、得手不得手もあるし、無理しなくていっか。と思えるようになったら、とても楽になりました。

「そんなに多く喋ることが好き？やりたいと思う？」という質問を自分にしてみると、答えはNOだった。そのことが、大きなきっかけになりました。

想いの伝え方は人それぞれで、話すことが得意な人もいれば、苦手な人もいる。文章を書く事が得意な人もいれば、苦手な人もいる。絵を黙々と描いているのが好きな人もいるし、声に出して歌うことが好きな人もいる。

表現の仕方は100人いれば100通りあると思っています。どのようなカタチでもいいから、自分の伝えやすい方法を選んで伝えていく。これが一番気持ちのいいことだなと思うのです。無理をして苦手なことを続けるよりも、得意なことを行いながら、余裕ができたり、やってみようかなと思う気持ちが出てきたらやればいい。

山の中で出会う鳥や虫、動物、植物たちはみんな思い思いに表現して、伝えあっているんですよね。いくつもレパートリーがあるわけではないけれど、個性豊かで。

ホーホケキョ。ミーンミンミンミーン。ジジジジジーッ。ッッピャーッ。

・・・・・（無音でパタパタと羽ばたく虫たち。笑）・・・・・（無音で色鮮やかに咲く花たち）

勝手に解釈しているだけかもしれないけれど、「これでいいんだよな」って思います。自分がやりたい方法やできる方法で、ひとつずつ表現していけばいいんだなと。

あとは、苦手だな、得意じゃないなって思うことは自信をもって表現できない。そうゆう気持ちが出てきてしまいますけど、100％完璧なものを出さなくても良いかなと思えるようになりました。その裏側には、「この表現をしたら、他人はどう思うのだろう？」と、他人の目ばかりを気にする心があるからだろうなと思います。

自分が好きだから行う。それをほかの人も好きと言ってくれたらラッキーだな。というくらいの気持ちを持てるとすごく楽に過ごしていけるんじゃないかなと思います。