Art

必要のないものは描かない、という選択

カメラやドローンを使って、ありのままの姿をすべて写真におさめる事とは反対に、絵は必要がないものを描かないという選択をすることができる。そのことを実感したのが、FOREST GATEのフィールドマップを描いた時です。


森の中にあるFOREST GATEは山の斜面に沿って建物が建っている、かつ緑に囲われているので、ドローンで真上から空撮をすると、伝えたい情報が緑に埋もれてしまって撮れないという状況でした。


一方でイラストは、自分が伝えたい情報を整理して、拡大縮小、物体を消去するなど自由自在。フィールドマップのように、”どこに何があるのかを分かりやすく伝える”ものを描くのには適していました。


日常生活でもそうですが、自分にとって必要な情報と不必要な情報は、自然と取捨選択していると思います。絵を描くときにもそれは同じで、”最終的にどういうものにしたいのか”という事を考えながら表現していく。見えるものすべてを描かなくても良いのです。≒すべての情報を得ようとしなくていい。


そのことを知ると、なぜだか急にココロが楽になって、一人でアートセラピーに浸っているかのようでした笑



FOREST GATE ~1日1組限定のグランピング場~

https://www.forestgate-camp.com/